弥陀ヶ原・室堂散策Ⅱ

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2011年9月27日  美女平~弥陀ヶ原~室堂平

  称名滝

 

 美女平から高原バスに乗って、ブナ林や立山杉などを過ぎて、称名滝が見える滝見台に着く。
そこでバスは1分ほど停車してくれる。 当たり前だが、お天気が良くないと見ることはできない。
 先日(2014年10月15日)ちょうど称名滝に行ってきたので、その写真を月日は違うが下記に載せておこうと思う。


         
    (2014年10月15日撮影 称名滝 落差350m)           (滝壺)

 先日(2014年10月15日)、久しぶりに称名滝へ行く機会があった。
2週間立て続けに大型台風が日本列島を縦断していった跡の青空の下(お昼前からだんだんとガスがかかってきたが)、嫁ぎ先の宮崎県から帰省している姉と、まだ行ったことがないと言うので誘って一緒に行った。 何だか予感はしていたのだ。 冷え込んだし、上の方は紅葉しているかもしれないと…。 見事、的中した!
 前日の山に降る雨の量が多かったのだろうか、数百メートル離れている私たちの所まで水しぶきが来るのだ。 この季節ではあまり考えられないことだが、 実際、滝の下まで行くと5月の雪解けの時と同じくらいの迫力があった。 前日に降った雨のせいなのか、いつもは見られない細い滝もいくつか見ることができた。
 マイナスイオン全開!! 行って良かった!!



  弥陀ヶ原

 
        (弥陀ヶ原と鍬崎山)                  (大日連山)

 2011年は何故だか思い出せないが、珍しく紅葉シーズンの前に行っている。
そのせいか観光客がほとんどいなくて、弥陀ヶ原を「一人占め」のような贅沢な気分を味わった。
とても新鮮な感じがして、こんな時期に来るのも良いかもしれないと思った。



  



 

 左写真は二人連れの知らない人に撮ってもらったのですが(HPの写真では本人の表情は、はっきり分かりませんが)、自分で言うのもオカシイのですが、とても穏やかで幸せそうな顔をしています…。 最近では、ほとんどなかった表情です。
 2011年はいつもと違う木道を少し歩きました。 そしたら薬師岳を少しだけ望むことが出来ました(右写真)。 平野部から見える雪化粧した薬師岳はとても美しいのです。 一度は登ってみたかった山でした…。



    

 木道に翅のないバッタ類を時々見かけます…。 もうすぐ厳しい寒い季節がやってくるので、木道は温かいのでしょうか、バッタもつかの間ひなたぼっこのようです。 コオロギみたいな昆虫も私のリュックにやってきました。 黒い生地のところは、やっぱり温かいのかな、しばらくそこでひなたぼっこをしていきました。


  室堂平


      (別山)     (真砂岳)    (立山連峰) (富士ノ折立  大汝山  雄山 )



   (大日連山 奥大日岳)          (地獄谷)         (立山 ミクリガ池 浄土山)

 地獄谷のガスはだんだんと活発になってきていて、現在(2014、13年)は危険なので下へ降りることは禁止されている。2014年9月26日の時は、ガスの発生が凄くて地獄谷が見えない状態だった。
こんな光景はあまり見かけたことがない。

 立山・弥陀ヶ原の選りすぐりの写真を・・・ 

※写真をクリックすると全体表示されます


2012年10月5日  弥陀ヶ原~天狗平

 この年はカメラの電池を充電せずに行ってしまった…。 初めて途中下車した天狗平で僅か2枚の写真を撮ったところで電池が切れてしまった。 もっと写したかったのに本当にがっかりしてしまったのを憶えている。


  弥陀ヶ原


           (大日連山)






  天狗平


       (剣岳が中央辺りに見える)   (立山連峰)  (奥の方に「ホテル立山」も見える)

 この年、初めて天狗平に下車する。
バス停から5分ほど歩いたところに、立山連峰が一望できる休憩場所がある。 室堂では眼前にそびえ立つ壮大な立山連峰の迫力を肌で感じることができるが、天狗平では、まるで魚眼レンズで立山連峰を観ているかのように、全体を見渡せる。
 またしても、こんな素晴らしいところがあったのか…、という思いだった。 カメラを使えないので、少しスケッチをしていく。 その後、室堂まで徒歩で行く。 標高が高くなると上りでは少し登っただけでも、ひどく息切れをしてしまう。 一人で行っているので体調を考え、翌年からはバスで室堂まで行くことにする。


2013年10月1日 弥陀ヶ原~天狗平~室堂平

  弥陀ヶ原




       

 木道で踏みつぶされているバッタをよく見かける。 バッタは、もう冬が近いからか、それとも高山に棲む昆虫だからなのか、少し動きが鈍いのだ…。 なので、束の間、ひなたぼっこをしているバッタをなるべく踏まないように気を遣って歩いて欲しいと思うのだ。
 右写真は、初めての自撮り




                    (木道の向こうには大日連山)     (車窓にて ソーメン滝)

 天狗平に行く途中にソーメン滝が見える地点がある。 そこでバスが数十秒停まってくれる。


  天狗平

 昨年の悔しさを晴らすため、今回はしっかりとカメラの充電をして臨んだ。
やはりここは必ず立ち寄るべき本当に素晴らしい場所。 なのに、あまり観光客が多くない。
そして、立山連峰を一望できる休憩場所で長居するのは私ぐらいなので、ここでも贅沢な気分を味わっている…。 次のバスが来るまでの間、写真を撮ったり、スケッチをしたり、ずっと眺めたりして過ごしている。



         (立山連峰)



       (剣岳とナナカマド)

 剣岳といえば、20歳の時、山好きの独身男女が集まった「立山グループ」というサークルに、1年ほど入っていた。 ほとんどが20代の社会人で、後にその中で何組かの男女が結ばれている。
私は、本格的な登山はしたことがなかったので、そのサークルおかげで剣岳大日岳に登ることができた。

 剣岳へは馬場島から登った。 伝蔵小屋(現在は早月小屋とか…)に泊まる。 さすがに寝る時は刺身状態だった。 伝蔵小屋から見えた夕映えの剣岳や三ノ窓、小窓が美しかったことを今でも忘れられない。
 大日岳
へは日帰りでに登っている。 好天に恵まれ、山道を黙々と登っていたら、突然、開けたところに出た。 そこは、まるで一枚の絵の中に足を踏み込んだかのような錯覚に囚われてしまうほどの美しい鮮やかな色彩を放っていた。 今でもあれは夢ではなかったのかと思うくらいだ。 美しすぎて言葉にならないほどの景色だった。
 大日岳の頂上に着いた時のなんとも言えない気持ちの良さ、そしてそこから望む剣岳が印象的だった。 下山途中から日が暮れてしまい、暗闇になった。 私はヘッドライトなど持っていなかった。他の人のヘッドライトを頼りに皆、手をつないだりして慎重に下りていったのだが、その日参加していないグループのメンバーが心配して迎えにきてくれた。 その時、私は安堵したのを憶えている。とても良い経験をさせてもらった。

 集団が苦手な私なのに、サークルに入るそんな勇気がどこにあったのだろうと、今思えば不思議なくらいだ。 小学生の高学年の時、学校の帰り道に見た夕陽に映し出された美しい剣岳を、今でも忘れることができない。 子供の頃から故郷の山を愛していた。 いつか一度でいいから登ってみたいと思っていた。 サークルに入ったおかげで登ることが出来た。 サークルの皆さんには、本当に感謝している。 山を愛する男性や女性は優しい人ばかりなのだった…。



         

 空はどこまでも青く高く、山々も束の間の小春日和を楽しんでいるかのように見える。
昨年は天狗平から室堂まで歩いてみたが、しかし、その中でもここが、やっぱり一番素晴らしいロケーションだと思う。



  室堂平


     (立山  手前に立山室堂山荘)         (奥大日岳  山もだが、流れる白い雲も美しい)


        
          )端っこのコンクリート道

 申し訳ないのだが、左写真のゴツゴツした石とコンクリートで固められた遊歩道がとても歩きにくく足にきてしまう。だから、石のないコンクリートだけの端っこの方を出来るだけついつい歩いてしまう。そういう人は私だけじゃないみたいで、端っこの方を歩こうとする人は少なからずいるのだ。


   
        立山三峰(富士ノ折立 大汝山 雄山)

 私の中では、立山は決して美しい山とは言えなかった。
けれど、上写真のように立山の姿が眼前に一望できる場所に立った時、私はそこからしばらく立ち去ることが出来なかった。 その時、畏れと何ものにも動じない揺るぎない力強さを感じたのだ。
今回(2013年)になって、ようやくそれが全身全霊に駈け廻った。
どうしてだろう…。 いつもは歩きながら眺めていくだけだったところなのに…。

 それをきっかけに「白鷹伝説」に興味を持ち始めた。 飛鳥時代、佐伯有頼という人物が、白鷹を追っていくうちに熊と遭遇する。 阿弥陀如来が熊の姿となって佐伯有頼を立山に導き、「立山を開山し霊山として築け」と告げたという。 いにしえの出来事が伝説となって、現在にまで語り継がれている意味が、少し解るような気がした。
 どっしりとした立山の峰々は、人類が誕生するずっと前からそこに存在し、静かに私たちを待っていた。 私は、年に一度、弥陀ヶ原で大自然の温かさを感じ、室堂で立山の前に立ち、厳しさと揺るぎのない力を感じて、下界へと戻る。




        (ミクリガ池と浄土山)           (山荘のみくりが池温泉から剣岳を望む)



 2014年9月26日  弥陀ヶ原~天狗平~室堂平               


  弥陀ヶ原

 
                               (大日連山  大日岳 中大日岳)


 


        
            (池塘)                 (ナナカマドの実)

 木道から見える池塘の水が昨年から干上がっている…。
今年も前日に雨が降ったにもかかわらず、水が溜まっていなかった。 いつも池塘には青い空や白い雲が映っていたのに…。
 温暖化の影響か、それとも、もしかしたら最近、地層下で地獄谷へ近づけないほどの火山活動が活発になっているのだろうかと、素人ながらに危惧をしている…。


     

 流行(はやり)に乗っかって、犬の人形を持参し撮ってみた。 でも来年からは、やっぱり持っていかない方がいいね…。


  
 (弥陀ヶ原のバス停にて)

 左写真はちょうどジェット機が上昇しているところ。バッタが木道の穴から顔を覗かせている。
 最近は他人に頼まず自撮りで済ましている。(右写真)



  天狗平

         


 
          (立山連峰)                      (剣岳)


  室堂平


            (別山)                    (真砂岳)



     (ミドリガ池)            (立 山)            (ミクリガ池)



        (ミドリガ池から)                  (ミクリガ池から)

 来年2015年からは、多分ブログにてのお知らせになるんだろうと思います。
 だから立山・弥陀ヶ原の写真(集)はひとまずこれにて終わりにしようと思います。
 最後まで見てくださった方へ、本当にありがとうございました!!