奈良、一人旅・・・(2012年、2014年、2016年)

   「皆様にとって、2017年が素晴らしい年でありますように心よりお祈り申し上げます!」

 マイホームページ 「The Southern Cross南十字星)を本年もよろしくお願い致します!

 (尚、昨年11月に義父が他界し、新年の挨拶は控えさせて戴きます)

 さて、今年最初のブログは、2012年、14年、16年と2年ごとに旅した奈良のことを書こう(載せよう)と思います。

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 【2012年11月17日】

 奈良への旅は30数年ぶりでした。 2012年、ガイドブックに載っていた石舞台古墳の写真に魅せられ、そして立山を開山したという慈興上人(佐伯有頼)が飛鳥時代の人だったということもあり、埼玉の友人と京都で落ち合う前にひとり奈良(飛鳥時代!?)へと向かいました。 

 この日は、残念ながら雨が降る少し寒い日でした。 まず最初の目的地であった石舞台古墳へ向かい、その後その周辺を散策しました。 石舞台古墳は「蘇我馬子」の墓ともいわれているそうです。

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                  (石舞台古墳)

 

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   (伝飛鳥板蓋宮跡)      (飛鳥寺の飛鳥大仏)    (明日香村の長閑な風景)

 大化の改新の舞台となった伝飛鳥板蓋宮跡飛鳥寺にある日本最古の釈迦如来像などを参詣した後、近鉄奈良駅まで行き興福寺の国宝館にて有名な阿修羅立像などを鑑賞したのですが、その中でも定慶(鎌倉時代)作の金剛力士立像に釘付けになってしまいました。 それから中学の修学旅行以来の「奈良の大仏」を訪れたいと思い東大寺まで歩いて行ったのですが、結局、閉館時間となってしまい参詣することが出来ずに仕方なくそこからJR奈良駅近くにあるビジネスホテルへと向かい、久しぶりの一人旅を歩き疲れてその日は終わりました。

 ★11月18、19日は京都へ。  友人と廻った京都の写真もちょこっと載せておきます。 

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     (銀閣寺)                    (嵯峨野の秋の空に虹がかかる)

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  【2014年10月2日】

 2014年は山の辺の道と2年前に行くことが出来なかった東大寺へ行きました。

 日本最古といわれる道「山の辺の道」を歩きたくてJR桜井線の三輪駅で下車し、大神神社から桧原神社、そして巻向駅までの距離を歩きました。 大神(おおみわ)神社は三輪山をご神体としているこれもまた日本最古の神社のひとつといわれています。 初めての三輪山…。 しばらく見つめていると何とも言えない穏やかな心持になっていきました…。 私はあの優しい形状の三輪山を見ているだけで満足だったのですが、その2年後、ご神体である三輪山へ登拝することになるとは思ってもいませんでした。 ただ、今度奈良を旅する時は、三輪山を眺めては時々立ち止まり、山の辺の道を最後までゆっくりと歩いてみたいと思っていただけだったのです。

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   (大神神社 二の鳥居)       (山の辺の道へ)       (桧原神社)

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   (大神神社の大鳥居)          (三輪山)

 

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                      (東大寺)

 

 ★10月3日はUSJへ。 翌日、宮崎県に住んでいる姉とその娘たち(姪っ子たち)とUSJで待ち合わせました。 その年新しくオープンしたハリーポッターのアトラクションは人々で溢れていました。 その写真もちょこっと載せておきます。

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【2016年10月9日、10日、11日】 

 2016年は、これでもう奈良には当分行くこともないだろうと思いながらの2泊3日の一人旅でした。

 【10月9日】

 1日目は、近鉄の大和西大寺駅からレンタサイクルを利用して、平城宮跡~西ノ京(唐招提寺、薬師寺)~斑鳩(法起寺、法隆寺)の行程でした。

レンタサイクル店のイラストマップには7時間約18キロと書いてあったのでこれは大変だと思い、一度も乗ったことがないアシスト自転車を選んだのですが、こいでみるとどうも普通自転車と変わらない負荷の重さだったのです。 オカシイなとは思いながらもこんなものなのかなと思いながら、アップダウンの多い道を力を入れて必死でこいでいました。 サイクリング専用の道もあるのですが、一旦一般道路に出ると狭隘で観光地なので車も多く危なくて神経を遣い、初日からずいぶん体力を使う羽目になってしまったのです。 ところが最終地の法隆寺に近い法起寺に向かう途中でようやく左のハンドルの方にスイッチらしきものがあることに気がついたのです!? 自転車を借りる時に「アシスト自転車は初めてです!」と店の人に言ったのに何故その時説明してくれなかったのだろうと、怒りを通り越して本当に「がっくり」としてしまいました…。 『私の旅はどうしていつもこうハプニングが起こるのだろうか…!?』とつくづく思いました。 そこからは、アシスト自転車とはこんなに楽なものだったのかと感激はしたのですが、遅きに失するでした(泣) 最後に最終地のレンタサイクル店に自転車を返す時にさすがに愚痴ってしまいました。「説明して欲しかった…」と。 このおかげで、その後の歩き旅に支障が出てしまったのはいうまでもありません…。

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  (復元された第一次大極殿) (大極殿から朱雀門を望む)(朱雀門の手前に近鉄電車が走る)

 平城宮跡は今回ぜひ立ち寄りたいところでした。 想像していたよりも遙かに広大だったのでとにかく驚きました。 

 

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(正門、朱雀門。中央に大極殿が見える)                 (唐招提寺)

 

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      (薬師寺西塔)      (法起寺 三重塔)     (法隆寺 五重塔)

 法起寺の三重塔は派手さはありませんが、質素な庭や周りの田園風景と相まって、さらに美しい形状が映て見えました。 さっきまで自転車のことでがっかりしていたことを一時忘れさせてくれるお寺でした。

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 【10月10日】

 最近、宿泊はビジネスホテルがほとんどで、10日は山の辺の道を歩くので三輪で泊まるところをネットで探したのですが、三輪にはホテルらしきものがなかったので、久しぶりに「ゲストハウス三輪」という民宿に泊まることにしました。 久しぶりだったので見知らぬ人と接するのは大丈夫かなと少し不安だったのですが、そこで出逢った旅人から三輪山の情報を得たり、知り合えたりも出来たのでそれはそれでたまには好いもんだと改めて思いました。 足はすでに疲れているし、三輪山には登拝するつもりはなかったのだけれど、皆が「ぜひ登っておいで!」と熱心に言うので、登ってみるかな…と気持ちがそちらに傾いていったのでした。 その夜は持参した湿布薬(私の旅には必需品)を全て貼って眠りました。

 下写真は民宿で知り合った30代の女性で翌日の朝、出発の前に二人だけで撮ってもらった写真です。 前日に三輪山に登拝した彼女からアドバイスを得ました。 彼女は自衛隊員で、私の知らない厳しい訓練のことも話してくれました。 くれぐれも身体に気をつけて日々の訓練に頑張ってほしいなと今も思っています…。

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(ゲストハウス三輪にて I女史と)         (大神神社の大鳥居)

 

  【三輪山へ】

 さて昨日と違って、この日は快晴となりました。  8時50分頃、宿を出て大神神社(おおみわじんじゃ)へと向かいました。 三輪山登拝にはそこから数分歩いた狭井神社(さいじんじゃ)へと行かなければなりません。 

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     (三輪山 467m)      (大神神社 二の鳥居)      (大神神社)  

 9時~14時までが受付時間ということもあってか、狭井神社にはもうすでに多くの老若男女で溢れていました。 登拝したい人は、まず最初に狭井神社の宮司さんから必ず注意事項を聴かなければなりません。 三輪山は神体山なので一歩踏み入れたならば、そこからは飲食も撮影も禁止なのですが、熱中症予防のための飲み物だけは許されます。 私は、狭井神社に湧く万病に効くという御神水を500mlペットボトルに入れて携行し、それから社務所で「三輪山参拝証」の襷をもらってそれを首にかけ、登拝口でお祓いをし、入山しました。 

 急な登り坂から始まり、周りには樹木が生い茂り、榊の木も山道に沿って植えられていて見晴らすところはほとんどなく、それ故にあまり陽光も入ることなく辺りはひんやりとしていました。 ざわめく人の声はもう聞こえてきません。 そのかわり清らかな小川に出くわし、そのせせらぎを聴きながら登って行くといつしか休舎が見えてきました。 そこには小川の源である「三光の瀧」があり、そこで足を清めてそこから素足で登って行く人もいました。 

 再び岨道(そわみち)を登り、緩やかな山道に出た時、そこには偶然誰もいなくて、なんとも言えない静けさの中、ついと私の眼から涙が溢れてきました…。 頑張っても上手くいかず、踏ん張り続けていつの間にか無意識のうちにこらえていたものが堰を切ったように溢れ出てきました…。 その時、その場所に人がいたならばこんな現象にはならなかったかもしれません。 「必ず頂上まで登る必要はありません。何か神聖なものを感じたらそこで下山してもいいのです」と宮司さんが説明の中で言っておられたのは、このことだったのかもしれないと思いました。 頂に辿り着くとそこには柔らかな陽光が射していました。 不思議な山でした…。

 

 【山の辺の道へ 】

大神神社(三輪)⇒狭井神社(三輪山)⇒桧原神社⇒崇神天皇陵⇒長岳寺⇒環濠集落⇒夜都伎神社⇒石上神宮⇒天理駅

 

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        (とっても長閑な山の辺の道)           (にゅうめんセット)

 無事登拝を終え、いよいよ念願だった山の辺の道へと歩を進めました。 この時期、富山ではもうすでにほとんどのところで稲刈りを終えていますが、奈良ではまだ黄金色の稲穂が見られたり、私の大好きな蜻蛉があちらこちらで飛んでいたりします。 山の辺の道すがらには、池や前方後円墳のお堀も多く点在するのでそんな理由もあって蜻蛉をたくさん見かけるのかなと思います。 私の住んでいる富山市では見かけなくなったどこか懐かしく穏やかな風景がまだここにはあるのです。 祝日ということもあって大勢の人が散策に来ていて、そのおかげで私は迷子にならずにすみました(笑) 

 

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 用水には清らかな水が流れて、魚も気持ち良さそうに泳いでいました。 民家の前には収穫した野菜や果物も売っていました。 なんとも楽しくなる光景でした。

 

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     (三輪山)          (三輪山)          (長岳寺)     

 次第に遠ざかっていく三輪山。『今度、いつ会うことが出来るだろうか…』と、いつしか何となく寂しい気持ちが私の中に漂っていきます。

 

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   (環濠集落)          (濠には沢山の金魚が飼育?されていた)

 

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                  (夜都伎神社)       (石上神宮 16:00)

 ひっそりと佇む萱葺き屋根の夜都伎神社(写真↑) 石上神宮(いそのかみじんぐう)に着いた頃には、もう足がヘトヘトになっていました。 神宮内にはりっぱな雄鶏や雌鶏が放し飼いになっていましたが、私はニワトリ系が苦手なのでサッサと立ち去りました。 それから、もう早足で歩けない状態の中、ここだけは異空間のような天理の街をただひたすら駅に向かって歩きました。

 宿を8時50分に出発してから登拝往復に2時間、天理駅(16:40着)までは約8時間(約17km)の行程となり、足は悲鳴を上げ、石上神宮から天理駅までは『あともう少し』と言い聞かせ気力だけで歩を進めて、この日はもっとクタクタとなってホテル近くのドラッグストアで湿布薬を買ってそこたらじゅうに貼って、この夜も眠りについたのです。 いにしえの人々が歩いた道を辿る旅はこうして終わりました。

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 【10月11日】 

  【春日大社、興福寺】

 奈良旅行最終日、再び定慶作の金剛力士立像を見たくて、まず最初に興福寺に行きました。 きっと何度見ても飽きないと思います。 その後、両膝が潤滑油が切れたようなカクカクと渇いた音を出しながら春日大社へとたくさんの鹿と出会いながら長い参道を歩きました。

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     (興福寺)       (春日神社の長い参道)

  

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 春日大社は、東大寺と同じく外国人の観光客が多い。

 

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 今回の旅はお参りの旅でもありました。 家族のこと特に息子のことや自分自身、さらには妹のことを祈る旅でもありました。

  最後まで読んでくださった方へ ありがとうございました! (2017年1月8日記)