10月 2016のアーカイブ
秋の弥陀ヶ原・室堂山へ (2016年9月27日)
9月27日(火)、勤務日でないこの日が久しぶりの快晴で、待ってましたとばかりに立山駅へ車を走らせた。いつもよりも1時間程早く出発し、且つ平日だったにも関わらず、駅から離れた駐車場も車でいっぱいになっていた。 皆、同じ気持ちなんだな~、やっぱり…。
まず、いつものように弥陀ヶ原を訪れる。 高原の向こうには青い空と白い雲。それを背景にしてそびえる大日連山。 いつ見ても美しい。 ゆっくりと木道を歩きながら深呼吸をする。心底気持ちがいい。 この日をどんなに待ちわびたことか…。
そして10年余り訪れているけれど、弥陀ヶ原から富山平野と富山湾がこんなにくっきりと見渡すことが出来たのは初めてかもしれない。 遙か向こうには能登半島までもが見渡すことが出来た。
【弥陀ヶ原】
(弥陀ヶ原からの大日連山)
(富山平野と富山湾)
【室堂平】
(別山) (真砂岳) (立山)
室堂山荘からみくりが池へ向かう途中で遭遇した雷鳥。
遭遇したのは室堂に訪れるようになってから2度目で約10年ぶり。静かに繁みへと隠れていった。
<室堂山(2,668m)へ>
(奥大日岳と室堂ターミナル) (浄土山が眼前に迫る) (中央に毛勝山、手前にみくりが池)
室堂(2,450m)まで来ると高山病みたいな症状になることがあるので、それ以上の標高は登りたくても控えていた。 けれど、今回は室堂より200mだけ高い室堂山に挑戦してみようと思った。 一番の目的は、室堂山から薬師岳を見ることだった。 そして、何事もなく下山出来たら、来年は浄土山から雄山への登山に挑戦してみたかったのだが、やっぱり、下山するときに強い頭痛と吐き気に襲われて、帰りの車中ではエライめにあってしまった…。 自信をなくしたが、それでも室堂山の頂上からの景色は最高だったし、薬師岳の頂にはガスがかかっていたが、なんとか見渡すこともできた。 その後、10分も経たないうちに全体にガスがかかって、辺りは真っ白になってしまったのだった。 ぎりぎり、運が良かったのだ。
(左に立山カルデラ、右に弥陀ヶ原) (室堂山から見る薬師岳)
(チングルマ) (ミヤマキンバイ) (シラタマノキ)
金木犀の花が香る頃・・・
9月28日、パートを終えて自宅に戻った時、雨降りにもかかわらず僅かだが独特の香りに包まれた。
『あっ、金木犀だ!』 庭では、もうすでに金木犀の花が咲き誇っていた。
最近、富山では週に1,2日しか晴れの日がない。 それでいて蒸し暑く、まだ夏なのか、もう秋なのかよく分からない日々が続いていた。
この香りが漂わなければ気づかなかった。 この甘い香りを感じるだけで『そうか、もう秋なんだ…』と急に豊かな気持ちになっていく。
そして、息子の誕生日が近づいてきた、そんな知らせでもある。